Doctor 医師
医師川島 一博
「患者さんだけではなく
ご家族の支えにもなる」
気持ちに寄り添える医師を
目指しています
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Q医師を目指した理由、
とくしげ会で働くきっかけを教えてください。 -
私が15歳の時に父親が癌で他界しております。癌と分かり、治らない現実を目の当たりにし、家族みんなが暗い気持ちになっておりました。その時に出会った先生が病床に伏して最後の時が近づいている父の心だけでなく、家族の心まで助けてもらい、医師というのは病気を治すだけでなく、人の心まで救える素晴らしい職業だということに気づきました。医師になった後は急性心筋梗塞や急性心不全など、家族と最後の時に向けての話し合う時間さえない疾患こそ何とかしたいとの思いで循環器内科を専門として治療に明け暮れる日々を過ごしておりました。次第に、より患者様と距離が近く、寄り添える仕事である在宅医療に興味を持ち、とくしげ在宅クリニックに入職しました。
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Qとくしげ会で
働いてみていかがですか? -
在宅医療はオールマイティな能力が求められます。一人ひとりの患者さんと向き合う中で、自分自身の見聞が広がっていく充実感がありますね。フィールドが決まっていて、その範囲で専門知識を深める大学病院との違いだと思います。
在宅では検査がすぐにできるわけではありません。触れたときの体温、におい、声の強弱、皮膚のたるみ具合、居住環境、服装など、全ての情報を頼りに患者さんの状態を見抜かなければなりません。推理小説に出てくる探偵に近い感覚もありますね。検査結果、数値、写真を参考にする大学病院と違い、限られた医療環境だからこそ、患者さんに対する医師としての勘が養われているのを実感しています。
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Q仕事のやりがいを感じるのはどのような
ときですか? -
地域の一員として、地域の人の健康に役立っていると感じるときです。来てほしいと依頼があれば、必ず行くのが在宅医療です。患者さんは必要としているからこそ私たちを呼びます。そして、実際に対面することで安心されるんです。定期訪問では世間話をするだけのときもあります。でもそれが、患者さんにとっての安心につながる。在宅医療のベースにある安心を提供することで、地域医療に貢献できているのが大きなやりがいです。
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Q将来については
どのようにお考えですか? -
本当の意味でお年寄りのことを考えた医療を提供したいと考えています。介護医療保険の制度には限界があると感じます。訪問介護だけでは十分なケアができていないのも現実なんです。だからこそ私たちが、ご家族や施設の方とよく話し合い、必要とされる医療を追求していきたいと思うのです。
求職者の方へのメッセージ
在宅医療は社会的な問題に直面することもあってハードな面もありますが、それだけやりがいと充実感のある仕事です。今後、社会からはますます必要とされる医療分野でもあります。ぜひ一度、見学にお越しください。
1日の流れ
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8:30
出勤
当日の訪問先に合わせて準備します。
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8:45
朝礼
前日の報告や当日のスケジュール、スタッフの動きを共有します。
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9:00
訪問診療
非常勤の医師も含め3~4班で動きます。1日中外出していることもあれば、お昼休憩でクリニックに戻ることもあります。
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17:00
書類作成
主治医意見書や障がい者診断書、マッサージ同意書などの書類を作成します。
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17:30
退勤
退勤後はスポーツジムに通って汗を流しています。
募集要項
雇用形態 | ①常勤 ②非常勤 |
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勤務地 | とくしげ在宅クリニック(名古屋市緑区徳重5-415)もしくは、 とくしげ在宅クリニックみかわ(知立市西町新川19-1-2) |
業務内容 | 個人宅や施設への訪問診療。当院の看護師が同行します。電子カルテを持参し、その場で処方箋を出します。 |
勤務日数 | ①週5日 ②週1日~(曜日はご相談下さい) |
勤務時間 | ①8:30~17:30(休憩1時間) ②9:00~13:00、13:00~17:00 |
給与 | 経験、年齢、スキル等に応じて相談。 |
休日・休暇 | 土曜、日曜、祝日、夏期(3日間)、年末年始(6日間)、有給休暇 |